2021年4月、外科手術が施行可能な患者に対するTAVIが本邦で承認され、症候性重症ASに対する治療は新たな時代を迎えました。活動性が高く、余命が長い患者が新たに治療対象となることから、今後より一層、将来を見据えたTAVIの治療戦略が求められます。そのような中、TAVI後のコロナリーアクセスはTAVI施設・PCI実施施設共通の課題といえます。多くの施設において、今後さらに重要度が増すと考えられるTAVI後のPCIに備えておく必要があり、その備えの一つとして、TAVI弁の構造を正しく理解しておくことが大切です。今回は、TAVI後のPCIを実施するにあたって押さえておくべきポイントを、本領域におけるエキスパートである中澤 学先生に解説いただきました。

TAVI後PCI Tips & Tricks(全編再生)

上記動画に含まれる症例については、以下でもご覧いただけます。

• 症例① サピエンXT留置患者へのPCI(通常症例)

• 症例② サピエン3留置患者へのPCI(冠動脈入口部と弁のコミッシャータブが重なった症例)