10年先まで見据えたTAVIの弁機能評価
10年先まで見据えたTAVIの弁機能評価
近年、TAVI弁留置後のエコー圧とカテーテル圧が相関しないことが報告されました。すなわち、大動脈-左室間の圧較差を直接評価できるカテーテルに対して、最大流速から圧較差を推定するエコーは、圧較差をやや過大評価している可能性が示唆されており、さらにその要因としてPressure Recovery(圧回復現象)の関与も報告されています。そこで今回、これらの報告、さらに最近発表された弁機能評価の統一基準であるVARC-3の内容を踏まえ10年先まで見据えた弁機能評価について、東海大学の上岡智彦先生にご解説頂きました。